こんにちは、4歳差兄妹を育てるワーママhanaです!
さて、お子さんに習い事を、と考えるパパやママは数多くいらっしゃると思います。我が家でも、子どもに何か習い事を、と考えた時に大変悩みました。東大生の習い事ランキングからわが子に1番効率的に、頭ひとつ突き抜けられるための習い事の選び方を紹介します。
これからわが子に何か習い事を、考える方の参考になれば嬉しいです!
習い事が上達するゴールデンタイムは12歳まで
「1万時間の法則」をご存じでしょうか。いかなる分野においても卓越した技能を習得するまでに1万時間かかるという説です。これは、世界的なベストセラーを通して一躍有名になった法則で、その後色々な形で拡散されて定着しています。
著者グラッドウェル氏は、心理学者のアンダース・エリクソン教授が1993年に発表した研究結果を元に、この法則を導き出しました。この研究は、世界トップレベルのバイオリン奏者などが、どのくらいの時間をかけて練習を積んできたかを調査したものです。
ただ、この1万時間という言葉のインパクトの強さから誤解を受けがちですが、元々は「とてつもなく競争の激しい分野のとても限定された題材で頂点を極めるには、1万時間かかる」というものだったとの指摘も受けています。
これは、プロ、或いは特定の分野での成功者を目指す際の指針にはなりますが、何かのプロを目指しているわけではない、普通の子が何か習い事を始める際に「そこそこ」高いレベル、周囲より頭ひとつ抜き出るレベルになるまでには何時間が必要でしょう。
「強み」を生み出す育て方 の著者 船津徹氏は、スポーツ、音楽、語学などの技能習得は「2000時間」を目安にすると頭一つ突き抜けることができると発信しています。
この2000時間を5歳から12歳までの7年間で割ると1日あたり46.8分となり、4歳からだと40.8分となります。
何を習わせよう?と考える際の目安として、12歳までに周囲より頭ひとつ飛びぬけるまでなるには、
1日最低40分の練習時間を勉強時間以外に取れるかどうか
ということを基準にされると良いと思います。
習い事は、水泳 と せいぜいもう1つだけ
東大生が幼少期にやっていた習い事のランキングは以下の通りです。
1位 | 水泳 |
2位 | ピアノ |
3位 | 英会話 |
4位 | 習字 |
5位 | サッカー |
6位 | エレクトーン |
7位 | 野球 |
8位 | テニス |
9位 | 絵画教室 |
10位 | バレエ |
案外オーソドックスというか、早期教育、英才教育的な幼児教室には通っている人は多くなかったんだと思いませんか?もちろん、幼児教室の効果がないと言っているわけではありません。
幼児教室に通っていた優秀な子供の裏には、教育熱心で経済力のある親の存在が必ずあります。結果、小学校受験なりを経て中高一貫、私立大学へ内部進学する割合が高くなり、東大に入る割合が下がっている事が考えられます。(嵐の櫻井くんも小学校から大学まで一貫して慶応ですよね)
ただ、東大生の親が「子どもが小さなうちは特別な習い事ではなく、心身を鍛える定番の習い事を」と考えていたことがうかがえるのは重要なポイントだと思います。
水泳は学校で習うだけでは泳げるようにならない
我が家は、子ども達二人共生後半年からベビースイミングを始めました。その後、幼児クラス、学童クラスを経て現在に至ります。
水泳のメリットは色々ありますが、特に風邪をひきにくくなった点、心肺機能が高いと病院の検査で言われた時には習わせておいて良かったなと思っています。
幼稚園までお迎えがきてくれる所もあり、親の時間的、物理的な拘束が少ないところも、共働き家庭にとってはポイントが高いですよね。
また、小学校からは体育で水泳を習いますが、年に2~3コマしか授業がありません。(うちの自治体の小学校では。もっと時間をかけている学校はあるかもしれません)
これで泳げるようになる子っているの?
泳げるか、泳げないかで命に直結する場面も、人生であるかもしれませんので、「習わせようかどうしようか」検討する対象にはなっても、最初から「習わせない」という選択肢は無いと思います。
習わせる際には、三泳法までで辞めるか、バタフライまで含めた四泳法で辞めるか方針を家庭で決めておくといいです。
「体力向上・維持」のためなら、極端な話、その辺を走り回らせておけばいいわけで。選手コースを目指すわけではないなら、目標を達したあともダラダラ続けるメリットはあまり無いと思います。
辞め時の意識
月7,000円でも、3年させれば25万以上かかります。5歳から始めても四泳法まで習得させようと思えば3~4年ほど時間が必要です。(うちは生後半年から始めたので二人分あわせて既に100万近くスクールに課金しています…)
コスパは大事です。年少の娘はまだまだお世話になる予定ですが、もうすぐ3年生のお兄ちゃんはそろそろ三泳法50m合格できそうですので、そのタイミングで辞める予定にしています。
子ども自身が熱中できるものを習わせる
上記でいった通り、レッスン日以外の日に1日40分以上練習できるものか、そのポイントはやはり、子ども自身がそれを好きかどうか、だと思います。「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったものですね。
ただ、この道で生きて行かせようと思うなら、親は冷静に「この子は、この分野の才能があるかどうか」は見極める必要があります。
子どものパワーを分散させない
例えば何らかのクラブチームなり、スポーツをしている子が高校で全国大会出場を目指すのであれば、それ以前の「中学生までに」2000時間を達成し、頭一つ突き抜けていなければなりません。そこで、他の子より中学・高校時代にさらに高いレベルに到達できる確率が飛躍的に高まります。
ピアノでも、小学校高学年でソナチネくらいまで弾けるようになれば、音高・音大までは考えなくとも、一生の趣味にできる程度の腕前にはなります。
息子のクラスにも、アレコレと変えて3つも4つも並行して習い事をしている子がいますが、やはりどれも中途半端で身になっていないようです。生まれ持った能力は個々によって違うかもしれませんが、人間どうしてもキャパの限界はあります。
「自分はこれが得意!」と子ども自身が胸を張って言えるものが一つあれば、自己肯定感が自然と育ちます。
教室を選ぶときには【良いお手本】を見せてくれる先生を
脳科学的な観点からすると、【良いお手本】を何回も見せてくれる教室を選ぶのが上達への近道です。脳にはミラーニューロンと呼ばれる神経細胞が存在しています。ミラーニューロンとは自分自身が行動する時と、他者が行動するのを見ている状態の両方で活性化する神経細胞です。
つまり、自分は動いていないのに、他者の動きを見るだけで脳内ではあたかも自分が動いている時と同じように反応しているということです。このミラーニューロンが関与していると思われる、他者の動きを真似する能力(コピー能力)が高い人は上手なお手本を見ることで、自己練習のみを行った場合よりも運動技能が向上することが報告されています。
親は、好きなことで食べていく事は大変だと、ちゃんと知っておく
オリンピックまでいくような選手、スポーツの世界大会で優勝するような選手を育てた親御さんは、子どもが小さい頃から莫大な費用と時間を子どものために費やしています。
スポーツに限らず、楽器や芸能、芸事で生きていく事全般にいえることですが、親が考えておかなければならないのは、学業に充てる時間も、生活の全てを注いでも、子が「何者になれなかった」時です。
子の、その後の人生を丸ごと請け負える経済力があるのなら良いのですが、そうでなかった時。
子どもは、人生経験が少なく、視野も狭いです。また、万能感に溢れていますので、簡単に「この競技でプロの選手になる!」と言って回りがちです。
狭いチームの中で上手な方でも、世の中、上には上がいるものです。リスクヘッジとして、小さい時から勉強させておくことは大事だと思います。子どもには、好きなことを思いっきりさせてあげたい。そのリスク面は、親側がきちんと考えてマネージメントしておく必要があります。
ここでいう勉強は、何も学力もトップクラスを目指すといったものでなく、勉強する姿勢を作っておくというものです。
何か一つのことに頑張って取り組んできた子は、受験になっても強いです。
教育にはお金がかかります。私たち現役世代が将来もらえる年金も、どんどん少なくなってきています。あれもこれもと、いくつも習わせて手を広げすぎず、お金の掛けどころを間違えないようにしてください。
まとめ
- 習い事は、水泳とせいぜいもう一つ
- 1日40分練習できるくらい子ども自身が好きなもの
- 良いお手本を見せてくれる先生の教室を探す
- 勉強はリスクヘッジとなることを親は知っておく
「努力して達成できると嬉しい」、「上達すると楽しい」という経験を多く積んだ子供は、自ら進んで能力を向上させようとする自立したタイプとなります。
後悔なく、長く続けられる習い事を選び、子どもの自己肯定感を育てていきましょう!
地方在住。
兄(小2)と妹(年少)の二人の子を育てる共働きママです。塾なし・地方・家庭学習のみでもトップクラスの学力を身につけさせたい!
我が家の子育てや暮らしの情報を発信します。
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