小学1年生から学力差は広がっている

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小学生の家庭学習
小学生の家庭学習

 わが家は私立でもインターでもない、普通の地元の公立小学校に通っています。当然、お受験を経験して、机に向かう姿勢、学習習慣ができている前提で入学してくる子どもたちは、ほとんどいません。良い意味でも、悪い意味でも本当に色んな子がいます。

 たまに学校に学習ボランティアに行くのですが、タイトルの通り小学1年生から既に学力差がついてしまっていると感じます。私も、元・小学生ですから、その時の感覚で勉強ができる子、出来ない子は高学年、4・5年生くらいから分かれてくるのかな、とそれまでは思っていました。

 ところが、とんでもない勘違いでした。1年生から既に学力差はついてしまっているのです。1年生は、1学期いっぱいかけて、ひらがなや繰り上がりのない足し算、引き算を学びます。それは、良いのです。そのくらいは幼稚園、保育園でも年長の間にひと通りやりますし、入学前に家庭で準備してきた子は結構いました。カタカナまで出来る子も、まだひらがなで書けるのは自分の名前だけ、という子も皆一緒に横並びのスタートです。

 問題は、3学期になってです。その時点では、繰り上がりの足し算、引き算まで授業でやっていて、宿題では漢字の練習と計算カードが毎日出ます。

 計算カードは、できる子は暗算でサクサク出来ますが、出来ない子は本当に出来ない。一枚、一枚めくるごとに、指で数えている姿に絶句しました。1年生の2月、3月あたりの話です。

hana
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指を使うのは、2学期くらいまでで、3学期なら覚束なくても、もう暗算できた方が良いのでは…?

 息子のクラスの授業参観(算数)で10マス計算が出ました。(100マス計算の10マス版)先生が、「用意、スタート!」と声をかけ、できた順に手を挙げて、先生が時間を瞬間的に読み上げていきます。

 特に出来る子は数秒です。出来る子が大体10秒前後、普通の子で30秒以内に手が挙がってきます。出来ない子は1分が過ぎてパラパラと挙がり、2分近くになって最後の一人が終わりました。

ちゃんと親が危機感をおぼえて家庭学習させるべき

 1年生の親は、危機感を持った方が良いです。1年生の授業なんて簡単なので、実質ついてはいけるんです。でも、差はしっかりとついています。

 国語

  • 読み書きは正確に出来ますか?
  • は、を、への使い方は習得していますか?
  • なぜ、どうして、その時の自分の気持ち、などが作文できますか?

 算数

  • 2学期以降、文章題が出てきます。答えの単位はちゃんと内容にあったもので付けられますか?(何個、何本、いくつ)
  • 計算は早く正確ですか?
  • 「なんばんめ」はちゃんと文章から読み取れますか?

  計算に関しては、1年生のうちに、100マス計算などで徹底して鍛えた方が良いです。

 ネット上にも、無料で使える書式がたくさんアップされているので、印刷して使うことも可能です。

 計算は呼吸をするように。ゲーム感覚で。早く正確に。

 2年生では、九九が出てきます。算数は、積み上げ式の教科です。足し算が出来ないと掛け算は理解できないし、掛け算が出来ないのに図形の面積は分かる、なんて事はありません。一度躓くと、その後はずっと算数が嫌いになります。計算が遅いのは、それだけでハンデです。

 ハイレベ100を間違う問題がなくなるまで、やってください。これだけで、絶対に基礎学力はつきます。

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hana
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うちは年長のときに3周させました

よく出来る子、地頭の良い子はこちら。

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 Z会 小学生向け講座は、資料請求で無料でお試し教材をもらうことができます。

 Z会に付いて行く力があれば、学校の授業だけでなく、難関と言われる学校も視野に入れられるようになってきます。教材のレベルを確認するだけでも、刺激になるのではないでしょうか。

漢字の先取りは?

 よく出来る子、漢字が好きな子はどんどんやらせると良いと思います。ただ、漢字って毎日宿題で出るので、もう覚えた字を何度も書かされるのが嫌になるかもしれません。

hana
hana

うちは、それで抵抗されて漢字の先取りはやめました…授業の進度に合わせています

 その時は、先取りでなく、深堀りして、1年生で確かに習う漢字なんだけども、難しい語句の練習をさせるのも良いかもしれません。

田んぼ水田(すいでん)
土足(どそく)
雨音(あまおと)、雨天(うてん)
木もれ日(こもれび)、大木(たいぼく)
名まえ名犬(めいけん)

 どうでしょうか。カラーテストでは100点ばかりの子でも、左は読めても右は読めない語句があったりしませんか?ちなみに、全て1年生で習う漢字しか使っていません。

まとめ

 カラーテストで100点を取ってきても、余裕で100点なのか、ギリギリで100点だったのか、その真実のところは見えません。100点は100点ですから。

 それでも、その差は確実にひらいてきています。2年生、3年生になって慌てて取り返そうとしても、出来る子はずっとやっています。その差を埋めるのは、きっとシンドイです。

 1年生はまだまだ時間や内容的に余裕があります。テスト100点ばかりの子でも、その進度、深度、計算スピードなど、ぜひ、ご家庭で意識して学習に取り組んでみてください。

hana
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うちも頑張ります★


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この記事を書いた人

地方在住。
兄(小2)と妹(年少)の二人の子を育てる共働きママです。塾なし・地方・家庭学習のみでもトップクラスの学力を身につけさせたい!
我が家の子育てや暮らしの情報を発信します。
私の経験が、誰かの「参考になった!」となれば嬉しいです。

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