2023年、今年も申し込みの受付が始まりましたね!
我が家の息子(小2)も受験予定です。年長6月から受けていますので (小学生テストと言いながら、学年 年長とは…笑) 今回で5回目の受験になります。
小学生で全国模試?
でも、うちは中学受験もしないし…
我が家も地元の普通の公立小学校に行っていますし、首都圏のような中学受験が活発な地域に住んでるわけでもありません。だけど…
できるなら、受けた方が絶対良い!!
当記事では、初めて受ける1年生向けに、全国統一テストの内容や取り組んでおいた方が良い教材について、まとめています♡
テストを受けた方が良い理由
1.全国規模のテストであること。
大手塾四谷大塚が主催する、非常に大規模なテストなので、塾通いしていない子にとっては、全国で自分がどれくらいの位置にいるのか知る事ができる貴重な機会です。通塾していない子にとっては学校と違う環境でテストを受ける機会はなかなか無いと思います。(せいぜい英検、数検くらいでしょうか?)
本番で緊張しないように、場数を踏んでおくってとっても大事
2.無料であること。
我が家が受けている会場(四谷大塚系ではなく地方展開チェーン塾?あまり有名ではない)では、受験票の受け取りと成績の返還時に面談がありますが、勧誘等は一切ありません。(こういう講座やってます、良かったら、とチラシは一緒にもらうかな)
そこそこ面倒ですが、何故無料かを考えれば、四谷大塚さんとしては、これは大規模マーケティング活動であり、最終目標は中学受験に興味関心を持ってもらい顧客獲得に繋げたいからでしょう。無料でこれだけのテストを受けさせてくれるのですから、見返りとして営業の場が設定されているのは理解できます。
3.毎年実施。
学年が上がるにつれ、学力の推移を確認することができ、今後の学習計画を考える機会になります。成績表がこれ本当に無料で良いの?って言うくらい精度が高く、苦手分野が目に見える形で分かるので今後の学習の方針を立てる参考になりますよ。
マークシートのテストに慣れることができる
全国統一小学生テストは、小3から解答方法がマークシート形式になります。
年長さんは問題用紙に直接書き込み。1.2年生は記述式の解答用紙です。(低学年が書く文字を読み取って採点する先生大変だろうなーーー笑)
英検等、小学生のうちに取得しておきたい子にとっては、良い練習の機会になるのではないでしょうか。
1年生の対策は?
昨年度受けた経験から、今年度の1年生に向けてやっていおいた方が良いことを紹介していきます。
2022年度6月 息子1年生時の成績
同年度11月の成績
息子が事前に取り組んでいたもの
こちらを二周、間違えた問題は一人で解けるようになるまで三周して臨みました。
学校のカラーテストでは100点ズラリ、という子が何も対策せず受けて、平均点・偏差値50になるテストです。基礎問題のボリュームに七割くらい、残り三割が本当に出来る子を抽出、基本問題では団子状態になるスーパーキッズ達に点差をつけるための応用問題、発展問題に当てられている感じでしょうか。
算数
昨年度6月はざっとこんな感じの問題でした。
- これはなんこですか
- みぎてとひだりてのおはじきをあわせるとなんこになりますか
- しかくに入るかずはいくつですか
- なんばんめ
- おりがみをつぎのようにきってくみあわせると、どのかたちになりますか
- あわせてなんこ(文章題)
- つみきもんだい(図形)
- おやくそくもんだい(規則性)
難易度は全然高くないです。むしろ、先取り学習しているより、小学校受験用の問題集に取り組んだ方がよっぽど高得点狙えます。
おすすめ教材
積み木問題は、頻出なので普段からよく遊んでおくと良いですよ。
おすすめキューブ積み木についての記事はこちら
国語
1年生6月は漢字は出ません。
- えをあらわすことばをえらびましょう
- ぶんがなりたつように、あてはまるひらがなをえらびましょう(は、を、へ等)
- おなじいみになることばをかきましょう
- ことばのすべてにかんけいのあることばはどれですか
- (長文読解問題)
こちらはママ友にもらった2021年度の問題です。
初めて受験する1年生は、全統小で読ませられる長文の長さにビックリしてしまうかもしれませんので、少しずつ、普段から長い文章を読む練習をしておくと良いです。
こちらのドリルは子どもが興味を示しやすく読みやすいお話ばかりで、ハイレベ100小学1年こくごを始める前におすすめの教材です。
偏差値帯65以上を目指すには?
まずはケアレスミスをしない!
我が家も、なんでこんな単純なミス?ちゃんと見直した!?丁寧に書いた!?と思わず息子の胸倉をつかみたい衝動に駆られるほど…笑。(比喩です!)
終わった後解き直しをさせると、これがまた、家ではしっかり解けるんですよね。泣 これ、ミスがなければもう少し高得点取れたんじゃないの!?とつい、言いたくなっちゃう…
発展問題、思考力系問題集にも取り組んでおく
さすがのサピックスさん。ちょっと高価ですが、全ページフルカラー。大人が解いても頭の体操になるような思考力系問題集です。
基礎力がしっかり付いている子、地頭の良い子はこちら
この問題集、とっても良問揃いなのですが、地頭の良い子以外、普通の子は絶対にいきなり取り組んではいけません。難しすぎて、勉強が嫌いになってしまうので。
まずはハイレベ100小学1年さんすう、ハイレベ100小学1年こくごやZ会レベルに付いていく力を身につけてから、取り組まれることをお勧めします!
Z会は、無料でもらえる教材だけでも良い演習になりますし、Z会に付いて行ければ後々、国公立大学まで目指せるレベルの学力が身に付きます。
四谷大塚の授業や教材を利用する
全国統一小学生テストは、四谷大塚が母体となりますので、四谷大塚に通塾している子は塾で過去問に取り組むこともあるようです。
四谷大塚系の東進オンライン学校 小学部は、全国統一小学生テストに対応した授業を四谷大塚の先生がされますので、現時点で通塾までは考えていない、または通える範囲に塾がない、などの場合、検討されると良いと思います。
資料請求は無料 + 10日間お試し入会キャンペーン実施中です。
市販の教材では、こちらがおすすめです。
語彙力、読解力をつける
我が家の息子、絵本の読み聞かせはベビーの頃から大好きでしたが、実は当時ひらがなが読めるようになっても、全然自分から読書をしませんでした(小2近くなってやっと自主的に読み始めたかなぁ…あくまで当社比ですが。笑)
子どもが興味を持ちそうなお話からでも良いので、まず長文を読む事に慣れておくことが大事だと思います。
学校のカラーテストしか知らないと、全統小で読ませられる文章の長さに圧倒されてしまいます。
そして、普段から親子間の会話は表現を意識して話すことが大事だなと常々感じます。語彙力を家庭の中で伸ばしていくということです。子どもは親の言葉を真似してグングン吸収します。
やりがちですが、美味しいも凄いも酷いもきついも素敵も全て『やばい』で済ませずに…笑
国語は読書がなによりの対策になります。読書の習慣づけが出来るまで、何歳までも親子の大事な時間として絵本や児童書の読み聞かせは続けてくださいね♬
試験後と成績を受け取ったら
『子どもが小さなうちから順位や偏差値を気にするなんてどうなの?』『小さい頃からそんなに勉強させるなんて可哀想!』という意見もあります。
子どもはのびのび自由に育てるべき、いわゆる育児神話ですね。ここで、世の中に溢れる教育論について、一つ一つ吟味することはできませんが、「それは子どもの学力を伸ばすための言葉であるか」ということを考えてもらいたいです。子どもは自由にのびのび育てば良いという意見は、一見とても綺麗ですが、その意味はとても曖昧で抽象的です。のびのび育つとは一体どういうことなのでしょう。多分、その人にとっては勉強は苦痛を感じるものでしかなかったのだと思いますが、そもそも勉強とは知らなかった事を知る、分からなかった事を理解する、本来楽しい事だと思うのです。
学力は総合力。トップレベルにいる子たちは、そもそもが生まれ持った能力が高いです。そのうえで知的好奇心が高く、親御さん達もそれを意識して、興味の種まきを頑張っていらっしゃり、尊敬するばかりです。
子どもの人生に責任を持ってくれない人の意見は参考程度に。それぞれの家庭で軸をしっかり持っていることが重要かなと思います。
大事なのは、
子どもの成績に、親が一喜一憂しない
これが全てだと思います。
私も人間なので、なんでこの程度の問題解けなかった?ちゃんと見直したの?と自制しなければ、言いたい事は、それこそ山のように出てきます…が、特に低学年時の偏差値に、価値はあまりありません。
大事なのは、最終的に大学入試の時に中学受験をした子達と戦えるだけの武器を持っている事。健康な体、論理的思考力、教養、最終的には自立する力を付けさせる事。
今は言いたい事はぐっと飲み込んで、ただ子どもを褒めてあげてください
普段と違う環境で、見知らぬ子に囲まれて一時間以上試験を受けてきたんです。もう、それだけでクラスのどのお友達より頑張っていると思いませんか。
テストを受けてみて、何を思うかは子どもの自由。やる気が出れば応援し、何も今は感じなくとも、いつか中学生以上になれば、数字に左右される時期が絶対にやってきます。その時に本人が何を思うか。
特にうちのような田舎の小学校では、ちょっと先取り学習させていると、自分は頭が良い!と井の中の蛙になりがちです。勿論、自尊心や自己肯定感が高いのは良い事です。
ただ、首都圏や都会で育つ子供たちとは、何もさせなければ、どんどん学力差は広がっていくばかりでしょう。その中で、自分の立ち位置を知り、苦手な分野の洗い出しをしておくことは大事なことだと思います。
息子には、世の中、上には上がいくらでもいるのだと知る良い機会になっていると思います。
地方在住。
兄(小2)と妹(年少)の二人の子を育てる共働きママです。塾なし・地方・家庭学習のみでもトップクラスの学力を身につけさせたい!
我が家の子育てや暮らしの情報を発信します。
私の経験が、誰かの「参考になった!」となれば嬉しいです。